■幅広の靴だと外反母趾に良いのか?
外反母趾になったのでと
幅広の靴を履いて安心している方もいるのではないでしょうか?
幅広で柔かい靴なら足に優しいというのは
ある種思い込みともいえるのだそうです。
外反母趾で出っ張った親指の付け根に炎症がある人は、
幅広でゆるい靴だと痛みが和らぐケースが多いのは確かです。
でも、外反母趾は足の横のアーチの崩れも原因の1つです。
この部分をしっかりと支えないと外反母趾の根本的な解決にはなりません。
足には縦横2つのアーチがあるのをご存知でしょうか。
縦アーチは「土踏まず」です。
この縦アーチが崩れると「偏平足」になります。
横アーチは親指と小指の付け根を取り巻くアーチで、
足の甲部分の5本の骨を束ねるじん帯が緩むと「開帳足」になってしまいます。
痛くないからと幅広靴を選んで履いていると
この横アーチが崩れて足幅が広がり外反母趾がひどくなってしまうおそれもあります。
痛みが増して歩くのがおっくうになると足の筋力が落ち、
ますます症状が悪化するという悪循環に陥りかねません。
また膝や腰の痛みを併発するおそれもあります。
■外反母趾になったら
外反母趾の症状が進んだ方は
縦横のアーチを支えるように調整した特注の
分厚い靴の中敷を使うのも効果的です。
外出時に中敷をしいた整形靴を履くのはもちろんですが、
室内でも中敷をしてい室内履きをはくようにしたいものです。
また靴選びには専門知識のある靴のフィッターがいる
靴店でアドバイスを受けてみるのも良いです。
外反母趾には草履や指を開く装具が良いとも言われていますが、
これは軽傷の人に限ったことで、
外反母趾が進行した人はかえって人差し指が圧迫されて
脱臼する恐れもあると言われていますので気をつけたいものです。
いずれにしましても、
症状の度合いにより治療法も異なりますので
外反母趾ではないかと思ったら一度専門医を訪れるのがベターです。